2012年12月18日火曜日

外岩を登る

(この記事は #kabepy Advent Calendar の18日目です)

はじめに


ボルダリングとはもともと自然にある岩場を登るものです。世間一般のボルダリングイメージは、人口壁のカラフルなホールドを登るイメージがついていますが、やはり本来は外岩がメインであり、ボルダリングジムはあくまで外岩に行けないときのトレーニングであると言う人もたくさんいます。僕が初めて外岩に行ったのは、ジムでボルダリングを始めてから11ヶ月目のことでした。最初は、外に行くのは大変だしジムで登ってればいいやとか思って行かなかったのですが、いざ行ってみると外には外の楽しさがありました。

ジムと外岩の違い


ボルダリングで登る自然の岩ってどんなものでしょうか。下の写真は高さ2メートルほどの岩です。いわゆるジムでのボルダリングと、外岩でのボルダリングでは違いが色々あります。


まず「クラッシュパッド」が必要という点があるでしょう。外岩ではジムのように床にクッションがしかれていません。良くて土、悪ければ下もゴツゴツした岩場です。そんなところで岩を登って落下すれば怪我は免れません。そのため写真に見えるようにクラッシュパッドと呼ばれるクッションを持っていく必要があります。人気の岩に人が集まるため、着いてみたらすでにパッドがたくさんしかれていることもあります。その場合は、岩に登る前に「お借りします」の一言を添えて使わせてもらいます。もちろん、シューズに土がついたままで乗らないように。

あとは課題の見方というか登り方が違います。ジムのホールドと違って外岩には明確なホールドがありません。なので外岩では、このあたりからスタートしてこのルートで登ると○級、といったように課題が設定されています。有名な岩とその課題は、黒本と呼ばれる本に載っていて、外によく行く人は必携です。先ほどの写真の岩には、「ラブリートラバース1級」という課題が設定されていて、右上からスタートし、下にさがり大きな溝に沿って左に移動し、そしてまた上にあがり左上のマントルを返す。YouTubeを探したら綺麗な動画があったのでリンクをはらせていただきたいとと思います


外岩でのボルダリングで使うもの


基本的には室内と大差ありませんが、いくつか書いてみます。
・ボルダリングシューズ
ジムみたいにレンタルできないので、自分のシューズが必要になります。外で使うということは少なからず地面を踏みますし汚れます。理想は、ジムで使うシューズとは別に外用のシューズを持っておくことです。
・チョーク
同じくレンタルチョークはありません。チョークとチョークバックを持って行きましょう。液体チョークでもいいと思います。
・クラッシュパッド
先に書いた通りです。全員が持っておく必要は無く、最低でも誰か1枚あればなんとかなります。御岳などはレンタルもあるので検討してみましょう。
・クロックス(サンダル)
これは必要というわけではありませんが、あると便利です。クロックスがあれば、ボルダリングシューズを履いたままで歩けます。可能な限りボルダリングシューズで地面を歩くことはしません。
・外に適したボルダリングの服装
ジムと同じ格好でもいいんですが、外なのでそれなりに気を使ったほうがよいです。下は出来れば長ズボンがいいですね。場所によってはヤブなども多々あります。あと岩場は大抵山なので、昼と夕方の寒暖差があります。防寒具も忘れないようにしましょう。
・ヘッドライト
暗くなる前に帰ればいいのですが、うっかり暗くなって道が見えないこともあります。足場が悪いことを考えると、両手が空くヘッドライトをおすすめします。

僕も最初は靴以外ジムと変わらない装備で行きました。特にクロックスを持ってないのは不便でしたね。次は実際に行ったことのある外岩、御岳と小川山を紹介します。

御岳


大きな地図で見る


御岳は都内から最も行きやすい外岩です。最寄り駅はJR御嶽駅で、なんと駅前の河原が岩場という素晴らしい立地です。駅前にはコンビニ有り、クラッシュパッドのレンタルをしているお店もありと、言うことありません。ここは多摩川上流にあたります。河原には大きな岩がたくさん転がっています。有名な岩としては忍者岩などでしょうか。

この写真は、デッドエンドと呼ばれる課題がある岩です。横から見ると結構かぶってますね。

他にもたくさん岩場があるのですが、手元にあるのは人がはっきりと写ってる写真ばかりなので、投稿は控えて、次は小川山い行きたいと思います。

小川山


大きな地図で見る

小川山と呼ばれているクライミングスポットは、長野県にある廻り目平キャンプ場周辺のことを指します。キャンプ場なので、駐車場やトイレ、温泉に宿泊設備と、かなり恵まれた場所であり、クライマーの多さからも人気の高さが伺えます。小川山に到着するとまず眼に入るのが、周辺の山々。広大な岩山と緑が360度広がっています。行った日は天気がよく、素晴らしい眺めでした。遠くの岩山をよく見ると絶壁を登っている人がいます。見るだけで怖い!下の写真、拡大してみると、中央に人が登っているのがわかります。小川山はボルダリングだけでなく、ロープクライミングの課題も多数あり、多くのクライマーたちで賑わっています。

クラッシュパッドを背負って、目的の岩場まで歩いていきます。すぐ近くの岩なら駐車場から5分程度、遠くだと20分程度でしょうか。

奥まで入って行くと途中にもたくさんの岩が転がっています。よく見るとすでにクラッシュパッドがあります。先客がいるようですね。

下の写真は有名なクジラ岩です。エイハブ船長1級をはじめ、たくさんの課題があります。下の写真じゃわかりづらいですが、この岩相当高いです。4mぐらいはありますかね。それゆえ恐怖心もかなり大きくなります。

僕は穴社員3級という課題に挑戦したのですが、残念ながら入社試験は不合格でした。ジムの3級と外岩の3級は勝手がかなり違いますね。クジラ岩は高すぎて怖いので、低くて怖くない犬岩のYMルーフ3級に挑戦。こんな状態からスタートです。もっと下の穴の中からスタートする犬小屋2段という課題もあります。


せっかく小川山に来ているのでボルダリングだけなく、ロープクライミングもしました。ボルダリングと違って、ハーネスやらロープやらいりいろ装備が必要ですが、ハーネスだけ前日に購入し、ロープなど他の装備は連れて行ってくれた方に借りました。とりあえず登ってみようと指された岩がこれ。えっ、これで簡単なの・・・?

川上小唄5.8という課題。ロープクライミングでは、ボルダリングの級段ではなく、5.xという数字でグレードを表現します。5.8, 5.9, 5.10a, 5.10b... 10からはabcdとさらに細かく別れます。つまりこの5.8は簡単な部類にはいるのですが、めちゃくちゃ怖い!もう下の人がこんなに小さく・・・。

ようやく岩のてっぺんまで登ったら、先端はこんな尖ってました。しかしそこから見える景色は絶景。しばらく周りの眺めを堪能していました。

ちなみにこのてっぺんの向こう側どうなってるのかなと覗きこんだら、こんな状態。軽く数十mありますね。こわいこわい。

おわりに

外岩に絶好のシーズンは春と秋です。このシーズンの外岩はたくさんのクライマーで賑わっています。夏だと暑いし汗で岩が滑ります。冬は岩をしっかり持てるけど、寒くて感覚がなくります。本当にストイックな人は、冬だろうががんがん行くようですが・・・。僕は今シーズンの秋から外岩デビューし、まだ3回ほどしか行っていません。来年の春はそれこそ毎週のように外岩行きたいですね!




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